院長ブログ｜ 名古屋市西区で歯科・こども歯科をお探しの方ははせがわ歯科まで

冬のトレーニングは、寒さと北風との闘いです。とはいうものの寒さに関しては指先や耳など、温まりにくい末端の防寒にさえ気を付ければ意外と苦になりません。ハイスピードで飛ばすハードトレーニング時ではむしろ、熱くなった体を効率的に冷やす事ができるため好記録が望めます。逆に高温多湿でのランニングは、体を冷やすため大量の汗が流れるので、脱水症状を起こす危険に見舞われます。
次に北風です。この時期は往々に北西からの風が吹き荒れ、日が暮れるほどその傾向は強くなります。南東の方角へ進む場合は、追い風となり体を前へ運んでくれる良い味方となります。しかし反転北西に進路を変更すると、容赦なく行く手を阻む悪役へと変貌します。
長々と説明してきましたが、本日言いたかったのはここからです。GPS付きのランニングウォッチを使用すると（前々回参照）その日走った内容が、地図上で手に取るように分かります。今日は、20kmを一時間半ほどを目標に一定のスピードで走る練習です。往路がほぼ南西方面で追い風、１km毎に費やした時間は4分30～40秒でした。そして向かい風の中を走る復路は？予想に反し１km毎の時間は、全て4分30秒以内であったのです。つまり悪役であるはずの北風がランニングパフォーマンスを向上させていたのです。「人は順風満帆の時より、逆境にある方が力を発揮できるんだ」と勝手に納得。困難に背を向けず、真正面から立ち向かう風見鶏を思い出しました。